
皆さんは、「銀行」使っていますか?
銀行ってお金を貯めておける安全な場所って思っているかもしれませんが、実際、銀行に預けたお金は徐々に徐々に減っていきます。
最たる例が「取引手数料」です。
預けたり引き出したり、また振込をするときなどいちいち手数料が取られてしまいます。
一方で1年預けても増えるお金の額は0.001%程度。。。
悲しくなりますね。
そこで生まれたのが、銀行を介さずにお金の取引や預入などができるDeFiです!
当記事ではDeFiについて中学生でもわかるように専門用語を噛み砕いて説明していくので、ぜひ最後までご覧ください!
① DeFiが何か簡単に説明できるようになる
② 銀行にお金を預けている人に対して、「ふぅん。そんな金利で満足してるんだね君は。」とドヤることができる。
③ DeFiを実際に使うことができるようになる
DeFiを簡単に表すと?
DeFiとは、簡単に言うと「銀行なしでお金の取引ができるシステム」のことです。
僕たちはさも当然のように、給料を銀行に振り込んでもらい、引き出し、預け、両替して、、を繰り返しているかと思います!
高い高い手数料を払ってまで銀行にお金の管理を完全にお願いしているんです。
なぜこんな状況になっているのか。
それは、銀行には「信用」があるからです。
国が定期的に厳しい審査をしているほか、保証金もあるので、基本的には潰れることはありません。
家に大量にお金を貯めておくよりも安全だし、利便性も高いと多くの人が感じているからこそ、銀行は存在しています。
一方で、DeFiと呼ばれるものは、銀行が存在しない全く新しい概念なんです。
DeFiはブロックチェーン技術を使っているので、みんなで信用を作っていくことができます。
ブロックチェーンについて知らない方はこちらから!
もう少し具体的に言うと、預けられたお金が誰のものでもないブロック上に記録され、ほぼ絶対に改ざんすることができないような仕組みになっているから、DeFiは成り立つんです。

DeFiのメリット
ではDeFiはなぜ銀行よりも優れているのか説明していきます!
メリットは大きく分けて3つあり、
② スピードが速い
③ 誰でも使える
です!
① 仲介手数料がほぼかからない
まず一つ目は「仲介手数料の安さ」です。
銀行の場合は、当然ですが銀行で働いている人がいます。
つまり、銀行を使うには、銀行員が十分な給料を得られるくらいの手数料を収める必要があるんです。
預金や引き出し、為替(=円とドルなど異なる通貨を交換すること)で手数料が大量に持っていかれる要因はここにあります。
一方でDeFiの場合は、銀行のような中間に入る人が存在していないのでほぼ手数料を払う必要はありません。
安く金融サービスを受けられることはDeFiの大きなメリットです。
② スピードが速い
続いて二つ目は「スピードの速さ」です。
海外送金をする場合を考えてみましょう。
銀行を通じて海外にお金を送るとき、銀行に対して依頼をしてから、日本と海外をつなぐ銀行を通じ、海外の受け取り銀行に着金するという流れになっていて、1日から6日ほどかかることが多いようです。
理由はもうお気づきかもしれませんが、仲介する銀行の数が3つもあるからです。
しかし、DeFiはみんなが同じサービス上で取引することができるので、仲介業者を一つも挟まずに送金することができます!
1日、どころかもう一瞬です。
速く金融取引ができるというのもメリットの一つです。
③ 誰でも使える
3つ目は「誰でも使える」ことです。
日本にいるとあまり実感のないことかもしれませんが、海外だと銀行口座を開設できないような貧困層の人もたくさん存在しています。
また開設できたとしても、他国の通貨(ドルなど)を所持していたら口座が凍結された、という事例も過去にありました。
これらもDeFiでスッキリ解決できます!!
DeFiには特定の管理者がいないので、身分証明なしに誰でも金融システムにアクセスすることができるし、誰にも口座を凍結するようなことはできません。
金融サービスを平等に受けられるようになると、貧困層の人も安全に自分のお金を守ることができ、増やすこともできるようになるので、貧困が減る第一歩になるとも言われています。
お金持ちがよりお金を増やしていく構造から、徐々に誰でも平等に機会が与えられるという構造に近づいていっている気がして、めちゃめちゃいいことだなぁと思っています!
DeFiを今すぐにできる始め方

ここからは実際にDeFiサービスを利用する方法について画像を交えながら解説していきます!
DeFiサービスを使うためには、暗号資産(=デジタル通貨)と、暗号資産を入れておくためのウォレット(=デジタルお財布)が必要で、作業に少し時間がかかるので、一旦飛ばしてあとで、でも大丈夫です!!
でも、DeFiは実際に使ってみないと本当のすごさはわかりません。
時間のある時でもいいので、必ず体験しましょう!
まだ暗号資産やウォレットが用意できていない人は以下の記事を読んでサクッと作ってしまいましょう!
DAY2でJPYCの入金が確認できるところまで行ければOKです!
上の記事でもDeFiサービスの「QuickSwap」を使ってスワップ(為替)をしているのですが、改めて当記事でもサクッと説明します!
今回はJPYC(日本円の価格変動に連動したデジタル通貨)から、USDC(米ドルの価格変動に連動したデジタル通貨)へスワップしていきます!
銀行で考えると、日本円から米ドルへの為替です!
まずは「QuickSwap」を開いてください!
https://quickswap.exchange/#/swap
まずはウォレットの接続をします。右上の「Connect to a wallet」をクリック!
「MetaMask」をクリック!
無事接続ができたら、交換元の通貨を設定します!
「MATIC」をクリックしてください。
検索窓に「JPYC」と入力し、クリック!
今回は3,000円スワップするので、Fromの欄に3000と入力しました。
続いて交換先の通貨を選択するので、「Select a token」をクリックしてください!
検索窓に「USDC」と入力し、クリック!
自動で交換後の価格が表示されます。
丸を付けたところを見てみてください!
上から、
・Minimum received:最低限受け取れる金額
・Price Impact:マーケットの交換レートと提示したレートの差分
・Liquidity Provider Fee:流動性を提供してくれた人への手数料
となっています!
DeFiの場合、誰のものでもないプール(暗号資産の溜まり場)に、A通貨とB通貨を均等な額だけ置いておいて、流動性(交換できる通貨が大量にある状態)を提供することで、インセンティブ(手数料)を受け取ることができます。
今回の場合、JPYCとUSDCを均等な量だけプールしておいてくれたプロバイダー(提供者)がいたから、スワップが成り立ったということです!
このプロバイダーに対しての手数料が9JPYC、つまり9円ってことです!
安いですよね。
確認ができたら「Swap」を押しましょう!
「Comfirm Swap」をクリック!
スワップをするには、この取引を確認して箱詰めしてくれる「ステーカー」と呼ばれる人たちに手数料を払う必要があります。
0.03MATICは6円くらいなので気にする必要はないでしょう!
「確認」をクリック!
上記の画面になったら、トランザクション(取引申請)が送られたということです!
「Close」をクリックして待ちます。
右上にこのような表示が出たら取引完了です!
「view on Block Explorer」をクリックしてみましょう。
赤線を引いたところをみてください。
JPYCを送り、USDCを獲得したことがわかるかと思います!
これで完了です。
お疲れ様でした!!

その他のDeFi活用術
当記事ではDeFiの一つの機能である「スワップ」について解説しました!
他にもDeFiには「イールドファーミング」といって、DeFi上に暗号資産のペアを預け入れて流動性を提供し、報酬を得ることができるシステムもあります。
安全なやり方でも年利5%ほどを得ることができ、リスクを取れば年間30~50%もの利益を得ることができます。
今後解説していきますが、もし興味あったらどんどんチャレンジしてみてください!
あ、でもリスク分散は忘れずに、、、!!

① DeFiとは、「銀行なしでお金の取引ができるシステム」である
② 銀行にお金を預けている人に対して、「ふぅん。そんな金利で満足してるんだね君は。」とドヤることができる。だからといってDeFiで高金利を狙いすぎないように!リスク分散大事!
③ DeFiを始めるなら、まず「QuickSwap」を使って「スワップ」をやってみよう!