
この世界の片隅では、今まさに次世代の流行語が生まれようとしています。
その名も、「DAO」!!!!
あらゆる人が語尾に「DAO」とつけ、「だおだお〜」と言い合う未来がもう間近に迫っています。
流行語大賞になるかはともかく、2022年は「DAOの年」と言われるほど、その存在感や将来性はめちゃめちゃ高いです!
ぜひ最後までご覧ください!!
① DAOが何か簡単に説明できるようになる
② 明日から、あらゆる会話の語尾に「DAO」とつけたくなる
③ DAOに入って活動できるようになる
DAOを簡単に表すと?

DAOを簡潔に表すと、「社長のいない、みんなが平等な会社の形」です。
株式会社って知ってますよね!
皆さんが動画を見ている「YouTube」もYouTubeっていう株式会社がいて、その上にAlphabet(Google)という親会社がいます
あらゆるサービスは、株式会社によって作られ、運営され、その資金もほとんどは株式会社のもとに収められるんです。
しかし、
DAOでは、みんなが平等に仕事をして、みんなが平等に報酬を受け取ることができるんです!
株式会社とDAOの違い
ここでは具体例としてYouTube社を出していきます!
YouTubeは皆さんが知っているように、株式会社です。
株式会社の当たり前の機能として、以下の3つがあげられます。
2. 決め事はリーダーがする
3. 稼いだお金のほとんどは会社に入る

ではDAOの場合はどうでしょうか。
さっきの3点に合わせて挙げていくと、
2. 決め事は関係者みんなで多数決をする
3. 稼いだお金は関係者みんなで分配する
っていう感じです!!
1. 勝手に人が入ってくる
DAOでは、人を雇うことはしません。
気づいたら人が増えています(笑)。
これは有志の団体とかを想像してくれるとわかりやすいかもしれません。
株式会社みたいに給料が発生するわけではなく、“信用”が必要ないので、友達を勝手に団体に入れちゃう〜ってことができるわけです。
もしYouTube社がDAOだとしたら、
言い出しっぺの人が「YouTubeっていうみんなが動画を投稿できる場所を作りたい!」と言った途端、「それいいね〜」って思った人が集まってきて、気づいたらうん万人規模になっているというイメージです。
もちろん入っているだけでは意味がないので、ある人はプログラムを書き始め、ある人はWebのデザインを制作し、またある人はYouTubeを世の中に発信し、またまたある人は、、、というようにみんなが勝手に仕事をしているような状態です。
もちろん人から仕事を振られることもありますが、リーダーがいないのがDAOの特徴なので、基本的には自分でやることを見つけてやっていく感じですね。

2. 決め事は関係者みんなで多数決をする
続いて何かを決めるときですが、DAOでは勝手に入ってきて勝手に仕事をしている人みんなで多数決をします。
言い出しっぺの人が「こうしたい!」って思っても、その人の持つ票はほんのわずかなので、全く通らないと思ってください。
もしYouTube社がDAOだとしたら、
言い出しっぺが、「チャンネルごとにメンバーシップ(有料課金)を作ろう!」と言っても、過半数の人が「メンバーシップにお金払いたくない!!却下!!」って言ったらその案は通りません。
Googleに買収されそうな時も、「Googleの傘下に入ってもっとDAOを大きくするんだ!」と言い出しっぺが言っても、過半数の人が「Googleの下なんてまっぴらごめんだ!」と言えば買収は拒否したことになります。
このように、誰か一人によって何かが決められることはなく、みんなで平等に投票をして決めるのがDAOの特徴です!

3. お金は関係者みんなで分配する
最後に、大事な大事なお金の話です。
株式会社ではお金のほとんどは会社、その会社のトップに入ります。
実際世界億万長者ランキングのトップ陣は、Amazonの社長ジョフベゾスや、テスラの社長イーロンマスクなどが名を連ねています。
しかし、DAOではトップという概念がないので、みんな平等に貢献した分だけお金がもらえます。
もしYouTubeがDAOだったとしたら、
勝手にDAOに入ってきて仕事をしていた人に、正当な報酬が与えられます。
「プログラム頑張ったね!はい1億!」
って感じです。
そして報酬を適切に配分するという作業を人間がするのではなく、あらかじめ決められたルールに乗っ取って、機械によって適切に配分されます。
結果的に個人間でもらえるお金の差が出ることはありますが、株式会社のように役職が上だったら必然的に給料が高くなるということはなく、個人の能力に応じて、身分も関係なく自動的にお金が配られるって感じです!
報酬を配分するルールが存在していて、このルールも多数決によってしか変更することができないからこそ“信用”が生まれ、結果的に雇用せずとも勝手に人がDAOに入って仕事をするようになるんです!!

DAOの始め方

DAOに入りたいDAOOOOO
誰でも今すぐ入れるのがDAOの特徴です。
もちろんすぐ入れます!!
最初のおすすめは、「國光DAO」ですね!
先日発表したエンタメDAO「スーパーサピエンス」に続き、今日「國光DAO」を始動します! 國光DAO 特設サイトはこち…
國光さんは誰でも簡単にDAOが作れるサービスを提供する「株式会社フィナンシェ」の代表を務められています。
その國光さんがつい先月、自分で作ったサービス上でDAOを立ち上げました!
「國光DAO」です!
國光DAOが目指すのは、「Web3、メタバース領域で日本発、世界で活躍するユニコーンを増やす」ことです。
このビジョンに「いいね!」って思った人が勝手に集まって、今も勝手に良質な記事をDAO内で流しあったり、初心者の質問に自主的に答えたり、という文化が形成されています。
フィナンシェで作られるDAOで面白いのは、いいねやコメントをたくさんしたり、自分の投稿にいいねやコメントがたくさんつくと、「アクティブスコア」が上がっていき、この合計はDAO全体の「コミュニティスコア」にも反映されます。
コミュニティスコアが上がれば上がるほどそのDAOが盛り上がっていることが証明できるので、みんなDAOに入りたくなり、DAOの価値が上がり、全体の報酬額も上がっていくという感じです!
國光さんがつい昨日、こんなツイートをしていました。
#國光DAO に対して、コアCrypto界隈から、「これが本当のDAOなの??」という意見があるのは理解。だけど、日本の法令の中でやろうとすると限界があるのは避けられない。
日本を出て日本居住者以外に向けたリアルDAOを展開するか、日本居住者に向けて法令の範囲内でのDAOをやるか。 そうなっちゃう
— 国光宏尚 元gumi (Hiro Kunimitsu) (@hkunimitsu) February 2, 2022
DAOはまだ日本国内だと法律的に限界があるようですね。
でもだからと言ってやらない、は違う。
そんな國光さんの意志の力をめちゃめちゃ感じてまた一段とモチベーションが上がりました!!
今後の展望

僕の考えとしてはそんなことはないと思います。
大きな要因は決定スピードの遅さと、決定内容が正しくない可能性がある、ということです。
特にスタートアップ(会社設立初期の段階)においては、素早く正しい意思決定ができるというのは非常に大切なポイントです。
DAOだとみんなが投票するのを待たないといけないので、決定にかかる時間は遅くなってしまうし、投票している人もみんなが正しい情報を持っているわけではないので、本来選ぶべきではない方に投票が流れ、DAOが潰れる、ということになりかねません。
株式会社とDAOの共存、これが今後数年間で起きていく時代の流れだと思います。
またいずれは会社に属さず、複数のDAOを掛け持って、その報酬だけで生きていくような人も増えていくと予想できます。
今でいう、フリーランスのような状態ですね。
もう会社に勤める、というのは当たり前ではなくなってきています。
どうやって生きるのか、その選択の余地がDAOの登場によってさらに広がっていきそうですね。

① DAOとは「社長のいない、みんなが平等な会社の形」である
② 朝は「おはようDAO~!!」夜は「おやすみなさいDAO~!!」
③ 國光DAOはいつからでも誰でも入れる!