
① メタバースとは何かわかる
② 身の回りにあるメタバースについてわかる
③ メタバースを今すぐ体験できるようになる
メタバースを簡単に表すと
メタバースとは、簡単に表すと「アバターを身にまとって交流できる仮想空間のこと」です!
アバターとはネット内に登場させられる自分自身の分身のことで、Wiiをやったことのある人は、Mii(ミー)を想像してもらうとわかりやすいかもです!!
(これですね!)
このMiiたちを自分の分身として、現実には存在しないデジタル上の空間で他のプレイヤーと遊んだり、仕事をしている、そんな世界が作られつつあるんです!
とはいえメタバースはかなり漠然とした概念で、小説『スノウ・クラッシュ』内では、VR(ブイアール)と呼ばれる頭に被る器具を使うことが前提とされていたり、他の場面では、AR(エーアール)と呼ばれる現実世界に仮想の世界を映し出せる技術(ポケモンGOみたいなイメージ!)も含めてメタバースと言うこともあります。
メタバースの語源に戻って、「宇宙を超越した世界」とざっくり捉えておけばいいかもしれません!

あなたの身の回りのメタバース

いえ!違います!!
メタバースはすでに少しずつではありますが実現され始めています!!
ゲームが好きであれば「あつまれ どうぶつの森」や「フォートナイト」などがメタバースの典型例ですね。
「あつまれ どうぶつの森」はコロナ渦で大流行したニンテンドースイッチ向けのソフトです。
友達同士であつ森ワールドで遊ぶのはもちろん、卒業式用のワールドが作られたり、卒業式に出るための袴が3Dモデルとして配られたりしていました。
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また「フォートナイト」はスマホやニンテンドースイッチの他さまざまな端末で遊ぶことができる、クラフト型シューティングゲーム。(銃でバンバン撃ち合うゲームです)
2020年にはなぜこうなったのか、米津玄師のライブがフォートナイト内で行われました!
誰もが知っているものでいくと、Zoomもメタバースの初歩段階だといえます。
ここ数年でZoomを使う機会は劇的に増えましたよね。
使用用途もさまざまで、会社での会議や学校の授業から、飲み会、イベント配信、漫才まで。
今まで対面で、人と人が接触して行われていたことが、インターネットを中心として行われていく、これがメタバースの第一段階としての考え方だと思っています。
この図を見てください!
今僕たちが(特にコロナ前は)一番多くの時間を過ごしているのは左上の「現実世界の交流」です。
学校に行く、オフィスに行く、リアルの音楽ライブにいく、遊園地に遊びに行く、など3Dの現実世界で本物の自分として生きています。
これがコロナの流行とともに左下の「テレビ電話を介した交流」へ大きくシフトしました。
Zoomやオンラインレッスンなどが最たる例で、本物の自分で2D世界を生きている状態です。
続いて今波がきているのが右下の「2D画面を介したアバターでの交流」です。
先ほど説明したどうぶつの森やフォートナイトがそうですね。
若い世代を中心にアバターという自分の分身を使って、リアルの友達とはもちろん、知らない友達とも交流がうまれるようになって来ました。
そして、メタバースの最終段階が右上の「仮想3D世界を介したアバターでの交流」だと考えています!
まさにソードアートオンラインやレディ・プレイヤーの世界観です。
要するに、最終的なメタバースはまだ主流になってはいないけど、その初期段階を僕たちは体験している、と捉えてくれればOKです!

メタバースを体験する方法
ではメタバースを体験するにはどうすればいいのでしょうか。
初期段階のメタバースは多くの人が体験したことがあるかと思うので、3Dでかつアバターを使って交流できるような、メタバースの最終段階(上の図でいう右上)に近いサービスをいくつか紹介していきます!
まず、米国初のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」です。
VRChatは、VRの技術を用いてVRとSNSを組み合わせたもので、世界中の人とコミュニケーションを目的にした無料で始められる新しいサービスです。
アバターを通して複数のユーザー同士で会話したり、自らオブジェクトを制作したりと、バーチャル空間で社会的な交流が行われています。
2021年7月時点で全世界43万人のプレイヤーがプレイしているようです。
VRを日常的に使うユーザーのほとんどがVRChat目的だとか、、、(笑)。
VRプラットフォームと言いつつ、PC上でもプレイできます!
ぜひ一度プレイしてみてください!!!
続いて、メタバース版マインクラフト「The Sandbox」です。
The Sandboxはメタバース空間内で土地を売買したり、建物を作って販売したり、3Dオブジェクトを作って販売したりと、仮想空間内で経済活動が生まれているなんとも面白いゲームです。
まだ正式リリースはされておらずアルファ版(テスター・開発者向け)なのですが、既にThe Sandbox内の土地が高額で取引されています。
こちらをみて欲しいのですが、この超ちっちゃい区画が2.2イーサ(イーサは暗号資産の単位です。「円」「ドル」の仮想版だと思ってください)で売られています。
日本円に直すと約64万円。。。衝撃ですよね。
メタバースが実現するために重要な要素として、仮想空間内で経済活動が起きる仕組みを作ることはとても大切なことだと思っています。
人は一番多くの時間を過ごす場所でお金を使うと言われています。
逆もまた然り。仮想世界がお金が稼げてお金を使える場所に進化していけば、人はたくさん集まってきます。
ということで、もしお金ある方は土地を買って遊んでみてください。僕には無理です(笑)。
今後の展開

僕の考えでは、メタバースは今後ますます伸びていくし、僕たちの日常生活に溶け込んでくる概念だと思います。
空を飛んだり、海を泳いだり、ヒーローになって敵と戦ったりと、現実世界ではできなかったことが仮想世界ではできるようになる、そんな夢の概念だからです!
とはいえ、全部が全部メタバースに置き換わるわけではありません。
どこまでいっても仮想世界ですし、むしろ現実世界の価値を引き上げていくと思っています!
制限のある中でも、五感を通じて世界を感じ、リアルな人と触れ合う、その価値はなくなることは絶対にないと思います!
メタバースと現実世界、これらが僕たちの生活の中でどう融合していくのか、今からとても楽しみですね!
まずは先ほど紹介した最終段階のメタバースまで行かなくとも、身の回りのメタバースをこれまでとは少し違った目線から体験してみてください。

① メタバースとは「アバターを身にまとって交流できる仮想空間のこと」である
② 『どうぶつの森』や『フォートナイト』など、身の回りにメタバースは存在している
③ メタバースを今すぐ体験したい人は、『VR Chat』や『The Sandbox』をやってみよう!